2011年10月20日

「さくらのクラウド」のネットワーク構成について

さくらインターネット研究所のページに、ある勉強会で発表した「さくらのクラウド」のネットワークについての資料が公開されています。
「さくらのクラウド」を例に見るネットワーク仮想化の設計と実装

これには「さくらのクラウド」を検討するときに発生したスイッチやルーターの問題が、いろいろと説明されています。これらのトラブルは大規模ネットワークでないと発生しないようなものがあり、とても興味深い資料です。

スイッチの問題の一例。
・問題
学習できる上限個数に達していないのに、MACアドレスの学習漏れが起こるスイッチがある。

・原因
MACアドレスを保存するときにハッシュを利用していて、同じハッシュ値のアドレスが多くあると、ハッシュテーブルに保存できなくなり、漏れてしまう。

これは、以下の記事にある、スイッチのSF-4024FLで、登録できるIPアドレス数の上限(4000)に達していないのにパケットロスが発生するのと原因は同じようです。
ネットワークスイッチの性能限界を調べろ! (3/3)


また、発表資料に書かれているPublickeyというサイトの記事も参考になります。
PR:「さくらのクラウド」のアーキテクチャは、意外なほどシンプルだった

あと、今月のSoftware Design(2011年11月号)に、さくらインターネットの特集があり、そこにも「さくらのクラウド」の記事がありました。これらを合わせて読むと、中身が想像しづらかったクラウドを、具体的にイメージできるようになりました。

ただし、Amazonなどの他社のクラウドではこのような資料が無く、「さくらのクラウド」と同じような構成かどうかは不明のようです。
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